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2023年4月10日月曜日

権威の失墜を見る

一時横山秀夫作品にハマっておりました。
いわゆるサツカンものの小説読みますとその特異ともいえる警察内部の閉鎖的な体質なり独自の社会性なりが興味深く、ある意味では規範ともなるべき立場の裏にある人間臭さがより濃密に匂ったりいたしまして。

おそらく戦前の事だと思いますが「コツリ、ガチャリ、ポカリ」というのは巡査を表したんだそうで、革靴の音、サーベルの音、ゲンコツの音だという。
冒頭の話のような裏側が知られず一警官と言えど国家の権威に連なる者として敬われ恐れられた時代、そもそもはフランスのジョセフ・フーシェとか言う方の作った秘密警察をモデルに今朝の川路利路が明治初期に作ったのが我が警察組織と司馬遼太郎先生の「飛ぶが如く」にあります。確か?
維新後食碌を召された武士の多くがこれに属したこともあり、腕と貫禄という点でもにらみが効いたことでありましょう。

そこいきますと今どきは道一つ聞いても実に親切丁寧で昔日の強面は戦後民主主義の波の中にすっかり凪いでしまった風情ではありますが、違反キップ切られて八つ当たりでもない限り犯罪抑止として庇護していただく側としては制帽の桜田門バッジには威厳を持って光っていていただきたいと思うんでありますよ。

しかるに!

なんすかあのヘルメットは! 通学の児童か~!! ( ;∀;)











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