諸星大二郎先生もそんなお一人と思われ、あたくしもまた手塚賞受賞作で実質デビュー作となった「生物都市」以来長きに渡り相当読んできております。
その作品のひとつ「闇の客人」は過疎化の進むとある地方の町が今は廃れてしまった古くから伝わる祭りで観光客を呼び町おこしをしようと、異端の考古学者・妖怪ハンター稗田礼二郎に祭りに関する資料を読み解き復活の監修を依頼するというお話です。
復元した謎の大鳥居やホテルなど財政難の町としては身の丈以上の莫大な設備投資を行って臨んだ祭り当日、招かれた稗田はあまりに観光本位で自分が掘り起こしたはずの伝統を無視したやり方に呆れ果てますが観光課の若い担当者は「現代の寄神は観光客なんです」と強弁するのでありました。
更に協力した地元の郷土史家が隠していたある事実が。
そして起こる不可思議で不気味な事件の数々・・・。
本来あるべき古の姿を現代人の都合で歪めてしまった報いを、人々は思い知ることになるのです。
北海道白老町に200億円以上の国費を投じて作られた国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」多民族共生象徴空間が、アイヌの歴史と伝統を現代に伝えるという触れ込みであの官房長官やあの道知事来賓のもと先日華々しくオープンしたそうです。
これね
まさに「闇の客人」なんですよ~ ( ;∀;)
「アイヌ利権」という深~い闇の産物なんであります。
あまりにも深すぎるのでぼちぼち何回かに分けてお話ししたいと思います。
次回以降にぼちぼち続く。
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