言わずと知れた代表作「ちびまる子ちゃん」は「サザエさん」とともに、明日からまたやれやれな日曜夕方というある種特殊な時間帯のけだるさを脱力させてくれたまさに国民的マンガでございました。
享年53歳ということであたくしと同世代であり、同じく地方都市の小学生であった主人公まるちゃんとは駄菓子屋とかリンダ山本とか共通する当時の風俗もたくさんにありました。
ちょっとですが原作を読んだことがあり、夏休みの宿題にやっつけ仕事で作った工作の話が同様の経験から強く印象に残っているせいか、アニメで時々出てきた泣ける話よりもぐうたらでダメダメな落語的業の肯定(談志論)みたいなニュアンスを感じておりました。
その性格らしくいわゆるヘタウマな作画では、作者でありながらその日の調子によってはまるちゃんの顔にならないこともあったそうです。
まだドラマのNGで俗な舞台裏を知ることもなく、アイドルは排泄しないと人々が信じていた古き良き時代がまた一つ去りましたね。
ご冥福をお祈りいたします。
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