思い切りそのマンガにハマる年齢層から外れると人気作として存在は知っててもちゃんと読んだり見たりしたことの無い作品というものがあります。
あたくしにとって「頭文字D」がそれでして、先日おススメ動画で上がって来たのを何気なく見たんであります。
これが面白い!
公道レーサーを描いたものはいろいろありますが、この作品話の持って行きようが実にが上手いんでありますよ。
主人公の藤原拓海は親友とガソリンスタンドでバイトに精を出すちょいとばかりぼおっとしたところのある普通の高校生でありまして、しかしながら実は若き日、地元明名山下りのスペシャリストとして最速を讃われた父の文太から英才教育を受けた超絶テクを持つドライバーなんであります。
ここがね
英才教育言うても休みのたんび息子をカートに連れ出して惜しみなく金使い子供がやりたいんだかおやじがやりたいんだか分からないようなんじゃなくて、秋名山頂のホテルに商売で卸してる豆腐の作りたての味を落とさぬよう一刻も早くしかも型崩れしないようそおッと運ぶというパラドキシカルな課題をこなすべく中学生のころから愛車ハチロクで配達させていたという。
そのためドリンクホルダーに置いたコップの水がこぼれないよう運転しろと、その他の事は何も教えず自得させるあたりぶっきらぼうでありながら息子に注ぐ期待と愛情が伝わってくるんであります。
拓海は難問を抱えながら早よいって早よ帰るため横Gのかからないドリフト走行を自然するようになり、そこに天性のドライビングセンスが加わっていつしか自分でも気づかぬうちに父をも凌駕するテクニックを身に着けたんであります。
ところが本人にはただの家の手伝いという意識しかなく自分の乗る車の名前も知らないありさま。
そんなある日いつもの道でブッちぎった車を運転していたのが赤城レッドサンズで兄涼介に次ぐ実力を持つ走り屋高橋啓介であったことから一躍秋名のハチロクとして注目を浴び、次々にバトルを挑んでくる強敵を倒しながらいつしか自分の才能と走り屋としての意識に目覚めていくという。
当初秋名ハチロクのドライバーが拓海であるという事を誰も知らず、彼自身自分のテクに無自覚なまま女の子とデートするためガソリン満タンで車貸すというおやじの条件だけでバトルを受けるなんてあたりが、日本人大好き黄門様の印籠的カタルシスなんでありますよ。
ワックワクっすよ!
こう見えてあたくしも若い時分の一時カローラのケツ流しては峠を走り回っていたもんでなんかね、血が騒いじゃってさ。
で、やってみましたよ~、コップに水張ってね。
なんつっても朝早いんじゃ豆腐屋に負けないしさ。
結果!
道路の凹凸や発進・走行・停止とかじゃ以外にこぼれないもんでした。
しかし拓海じゃないけど車の整備とかまるっきり知らないで走ってましたから、今考えると危ない危ない。
そういや浅野と海行った帰り小田厚道ですっ飛ばしたらタイヤバーストしたっけなあ。
危ない危ない ( ;∀;)
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