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2019年7月2日火曜日

小市民的なものを考える

忘れたころにちょいヒットを飛ばして時折表舞台に現れる嘉門達夫さんのご著書「丘の上の綺羅星」は関西発深夜放送全盛期を舞台にした氏の青春期でありまして、早く世に出た後調子こいてしくじり長い放浪生活の中で出会った人々からいただいた情愛に支えられて再びスポットライトを浴びるという実体験をつづったもので、病に倒れたかつての恩人を見送る終盤にかけては苦労人ならではの思いやりにあふれた良い作品でありました。
そりゃいいんですが

嘉門さんの真骨頂は替え歌でありまして一部オリジナルソングもありその代表作「小市民」は日常生活でついついやってしまいがちないわゆる「あるあるネタ」ですが、この手のものの命である観察眼には大袈裟に言って端倪すべからざるものを感じさせるんであります。

時代を置いて何作か出されており、今改めて内容を読みましたらまさに時代を映す鏡的な違いがあって非常に興味深いです。
右クリックできないのでお暇な方はURLから読んでみて下さいね。

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=F01680

https://www.uta-net.com/song/57724/

こう見ますと同じ小市民でも一昔前の「庶民的」なるものは実にのんびりとしたもので、常に何かに追われている現在とは時間の単位が違っていたような気がいたします。
でね

最近あたくしが膝を打った小市民がこちら!


♪ 自転車のサドルが破けるとレジ袋被せてしまう ああ~あ 小市民~ ♪

♪ 袋が破けたの知らずに お尻を濡らしてしまう ああ~あ 小市民~ ♪



 
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