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2019年7月29日月曜日

託された世に問う

人によって感じ方は様々だと思いますが、あたくしにとって今という時はまさに内憂外患国難の真っ最中であろうと思われます。
そしてその根本をたどってゆくとそこにあるのは東京裁判史観に基づいた誤った歴史認識であろうと。

謙譲の美徳は日本人の日本人らしい美点ではありますがおそらく世界的にそんな人々はほとんどおらず、ゆき過ぎればかえってつけこまれる害悪となりましょう。
国際関係においてそこにあるのが先の歴史観による他国への過大な配慮であるなら正しい認識を持ち、我々の父祖の時代に対する自信を取り戻すことが国難に立ち向かう第一歩ではないでしょうか。

というわけで昨日は靖国神社遊就館で開催された「大東亜戦争を語り継ぐ会」に行ってまいりました。


このイベントは作家の井上和彦氏の提唱により回を重ねる先の大戦に従軍して戦った方々から実際の戦場のあり様をお聞きしようというもので、毎回ソールドアウト必至の人気企画だそうです。
初参加のあたくしは我が長男も連れていきました。なんつっても若者から変わらなきゃならんのですから。



参加者全員昇殿参拝の後遊就館二階で元陸軍大尉常盤盛晴翁のお話をお聞きしました。
御年なんと98歳ですがユーモアを交えたよどみない語り口は深い知性もあり、さすが現在の東大受験など比較にならない超難関陸軍幼年学校出身の秀才ぶりは年齢に負けず健在でありました。

言うまでもなく戦争は忌むべき狂気そのものではありますがそこで戦った方々の心の誠と後世を託して散った命に思いをいたす時、それらの上に乗っかって好き勝手に生きている我々が現在の薄っぺらな価値観でああだのこうだの批判めいたことを口にする愚劣さを感じずにはいられません。

本殿での参拝を終えて脇の通路からお神酒を注いでいただいた朱の盃をご英霊に向けて差し上げ、ただただ感謝の気持ちでいただいたことでございました。
今日のひとり万葉集です

 太平は 惰眠の夢と 今は知る 託されし世を 正し伝えん

 
 



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