オーストラリアで土壌の改良や除塩に使われる草、ソルドブッシュを食べて育つこの羊の肉は、そこに含まれる塩分やミネラルで特有の味と芳香を持ちます。
だったらその草を津波被災地に植えて牧畜すりゃあ、除塩できて雇用創出にもなるじゃん、ってアイデアを富山さんに出したという話を以前書きました。
彼の同士でさとうみプロジェクトを主宰する金藤さんが実行部隊となって動いておられ、その後何度か問い合わせいただく中で予算が付き南三陸町に土地を取得し羊の手配まで進んだあたりまでは聞いていました。
今回バーベキューの打ち合わせでその話が思わぬ展開になってる事が分かりました。
子供と小動物が触れ合う仲良し牧場になってたんです!
聞けば未だ海沿いに近づく事にためらいがある方が多い為高台でやる事になり、それならば校庭を仮設住宅に提供しているため遊び場に不自由している子供たちに開放しようという流れになったんだそうです。動物との触れ合いは子供等の心も癒すし。子供は柵の中、親は外でのんびりするってんで。
二年目からは羊に三陸のわかめなどを食べさせて差別化を図り、特産品として発売する予定だそうです。大学の畜産課で鶏を使った同じような試みを考えていた研究室ともタイアップ、その案内書には協賛企業としてうちの会社名が既に載っているそうです。いや~びっくりした!
ほんの思いつきから思わぬ展開となりましたが、何一つ自分じゃ動いてないくせに何だか嬉しくってついついてめえの手柄話みたいに書いてしまいました。ぐみんなたい。
可能なら陸前行った時見せてもらいたいな~。
それにしても初年度ふれ合った動物を二年目に食う・・まあ本来物を食べるというのはそういう事ですからね。ヨーロッパの農家じゃ子供に屠畜するとこ見せる訳だし。良い経験になるといいんだけどな~!