少年時代姉の拾ってきた猫を飼い続いて酔っ払ったオヤジがもらってきた犬を飼い、それぞれ魅力を感じましたがどちらかというと猫派でありました。
子供にせがまれて犬のあんこを買ったのは三十代でありましたろうか。
ペット業界の実際を知った現在お金で犬を買ってそこに加担したことは悔恨の極みとはいえ、一家を挙げて共に過ごした日々は何事にも代えがたいほど幸福であり、特にカヤック犬としてあちこちの川を一緒に下ったことは人と犬の心の繋がりとして実に得難い経験となりました。
んが
先ほどの後悔の意味合いもありあんこ亡き後保護動物を飼うことで供養にもなろうとお茶々さんもらった途端犬派はどこへやら、単なる猫バカへと堕ちたあたくしであります。
猫の魅力というのはその深度において桁が違うと言いますか、犬が友なら猫は絶対君主?
食わせてやっているのはこちらであるにもかかわらず嚙まれ引っかかれと、重税にあえぎながら人間はただその気ままさの前にひれ伏すのみという。
でもですよ
特にこの時期ホットカーペットの上でファンヒーターに毛をなぶられながら寝ている姿なんぞあなた、それ見てるだけでハッピーで起こさないよう気を使ったりなんぞいたしまして。
昭和の名人落語家の五代目古今亭志ん生という方は文楽、圓生など同時代のそうそうたる師匠連の中でも客に愛されたという点では飛びぬけておりまして、芸はもちろん生き方そのものが落語であったという。
有名なエピソードとして二日酔いの高座で寝てしまい前座さんが起こしに来たら「そのまま寝かせといてやんな!」と大向こうから声がかかったなんてんで。
お茶々さんもあたくしにとっちゃ五代目でありますな。ペットとしてはくろべえ、のんべえ、あんこに続く四代目だけどさ。
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