過去の体験に基づいてその後の進路を決める。人間だけに許された能力かと思いきや、犬や猫でもそうですな。いや、かえって犬猫の方が懲りると二度とやらず、逆に人間は同じ過ちを繰り返してしまうものかもしれません。単純な方が体験を強烈に長く持ち続けるんでしょうか?
自分の経験でなくとも、身近な体験者の話を聞くことができるというのは教訓になりますね。それがアニメだったとしても。
スポ恨漫画の不滅の金字塔「巨人の星」。毎度申しますように家庭に録画媒体のなかった頃の放送につき、毎週一家総出でテレビの前に集まったもんです。飛雄馬ってのはこれ以上ないくらいの素晴らしいネーミングでしたね、どうでもいいけど。
このアニメの中では戦争体験が度々語られていました。そもそも親父の一徹(これも実にワンダホーな名前)が野球生命を絶たれたのは戦場での負傷で肩を壊されたからで、息子に己の夢を背負わせ英才教育を施すことになった訳です。
プロになり大リーグボール(これもスゲ~名前だ!)一号を完成させた飛雄馬が、故障のため入院中復帰を焦って医師から禁じられたトレーニングをしてしまう話がありました。
その担当医があの沢村栄治の親友だったんですねえ。現在の沢村賞にその名を残す伝説の名投手沢村は、将来を嘱望されながらも三度目の召集の末ついに帰ることはありませんでした。
野球をやりたくてもできなかった沢村に比べれば、君にはいくらでも時間がある。何を焦ることがある?医師は飛雄馬を諄々と諭します。ええシーンでしたな~!
隣の家のおばちゃんが東京大空襲を生き延びた人で、8月15日が近づくと毎年その話を聞いていたあたしですが、やはりテレビ見ながら「戦争って嫌だなあ」と子供心に思いましたもんね(佐賀弁)
語り継ぐことの大切さとそれが失われてゆく危うさ。今ひしひしと感じるんであります。
最近デモ行ってないけどこのままじゃいかんよなあ・・・(;一_一)
巨人の星シリーズ続きます。
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