僕のお気楽日記では話が大きすぎるので扱いかねますが、返還前の沖縄に関して忘れられない思い出があります。
戸田第一幼稚園の年長だったその頃、僕の事をもの凄く可愛がってくれた先生がいました。沖縄から来ていた宜野座先生と言いまして、丸ぽちゃの可愛らしい人だったと記憶しています。
何でも年少から上がる時絶対この子が欲しいと無理言って自分の組に取ってくれたとか後に聞きましたが、お袋がいつ幼稚園に行っても僕は先生の膝の上に乗っかっていたそうです。笑うかもしれませんが僕の事を「ハンサムちゃん」と呼んでました(汗)
そんな先生がご母堂の病気で急きょ故郷に帰らなければならなくなったのは、在園中の事だったか卒園後の事だったかは定かには憶えていません。
船で帰るのを見送りに竹芝桟橋まで行きました。大変に寒い日だった様な気がします。
まだパスポートが必要だったその頃、今生の別れのようで(そこまで分かる年じゃなかったけど）顔をクシャクシャにして泣く先生の顔と、雨の中船が引く紙テープの色を今でも憶えています。
時が流れ、家族旅行で四年続けて沖縄に行くくらい好きな場所になりましたが先生のその後を知るすべはありませんでした。元気でいればもう七十歳過ぎてるんだろうなぁ・・。いつかあってお礼を言いたい人の一人であります。
今日の川流です
四十余年 たってオツムが 半寒ちゃん
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