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2014年7月6日日曜日

平和な日曜日に平和を考える

6月18日の東京新聞本音のコラムに、文芸評論家・斎藤美奈子さんが寄稿した文章です。分かりやすくっておもしろい。

日本では幸い銃の所持が許されていない。が、仮に銃所持がOKだった場合、どんな条件が揃えば使えるだろう。
①我が家に対する急迫不正の侵害がある(強盗に侵入されたとか) ②相手を排除するために他に適当な手段がない(逃げる余地も金品で撃退する余地もない) ③必要最小限度の実行行使にとどまる(相手の行動力を奪ったら、それ以上は撃たない)
「我が家」と「わが国」に置き換えれば、以上が政府の言う個別的自衛権だった。そのルールを変更し、これからはご町内の家に強盗が入った時も銃を撃てるようにしようぜ。それが集団的自衛権の行使容認である。
ご町内の親しい家に強盗が入ったら知らんぷりはできんだろ、と言うのが政府の言い分だが、彼らが想定している「親しい家」は番犬を山ほど飼っている町内会長、しかも凶暴な犬を町中に放って迷惑をかけまくってるヤバい一家だ。
そんな一家に協力したら自分が強盗になるのがオチ。しかも我が家に害が及ぶ「おそれ」まで許容したら、町の不審者はみんな撃ってもいいことになっちゃうぞ。
っていうか、その前に防犯に勤めるのが筋ですよね。銃が持てない日本では、それでも警察の努力や市民の知恵と工夫で世界でも有数の治安の良さを維持してきた。家も国も。その伝統なぜ捨てる?


山中光茂松坂市長とお友達になりました。(^O^)
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