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2014年7月25日金曜日

風体をなぞらえる

亡くなった談志も言ってますが、落語の中の人物描写にはいろいろ秀逸なものがあります。
ただし時代が付いている為に、今聞いてもよく分からないものも多いんであります。

「三井の大黒」という噺は、江戸の建築現場から始まります。仕事中の大工の若い衆が自分たちを見ながらぶつぶつ言っている男を見つけ、けなされているのだと分かった事からみんなでポカポカ殴りつけてしまいます。実はそれは匠の世界の伝説的名人、飛騨高山の左甚五郎だったのですが、それが分かるのは噺の終盤。出だしで「ねえ兄い、さっきからあそこでこっちを見てる奴がいるだろ?」「ん?おお、あのおたかじょうが迷ぇ子になったような野郎か?」
このおたかじょう。おそらく鷹匠の事だと思われます。なんせ耳で聞くだけなので分かりませんが、これかな?

その後棟梁の仲裁で居候することになった甚五郎。表にいるのを見止めたおかみさんが「ねえおまえさん。表に大工みたいな人はいないよ?なんだか大神宮様のお札配りみたいのはいるけどね?」
大神宮様のお札配り・・これは分かりません!画像でググっても出てきませんもの。

「木乃伊取り」という噺では、吉原に居続けする若旦那を迎えに行った人間が次々にそのまま引っ張り込まれて帰ってこない中、見かねた飯炊きの権助が出かけていきます。その姿を見た若い衆が「え~若旦那!なんだか大砲の煤払いみたいのが来てますが?」
大砲の煤払い・・・? 多分こんなのでしょう。


訳あって毛を伸ばしてる最中につき、むさくるしくってぐみんなたい。煤払いにしてはブラシが少ない?
ほっとけっ!(怒)

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