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2017年10月7日土曜日

残酷な天使の囀りを聞く

「蟷螂の斧」という言葉がありますね、己の非力を知らず大きなものに向かっていくという。

わが社の周りは一面の芝生でして昆虫天国といってもいいほど。
最近直売所の看板出しに歩いてますとやたらカマキリ君がどういう訳か道の真ん中に出ておりまして、こっちに向かってカマを振り上げたりまさに諺そのままなんです。行き止まりの道だけどうちに納品に来るトラックなどが通るので、轢かれてはかわいそうとその度つかまえては芝生に返しております。
にもかかわらずぺしゃんこになった姿をさらしているものが一匹や二匹ではありませんで、あたくし見る度心を痛めておりました。
んが

ふとある事に気付いたんであります。
「黒い家」で角川ホラー小説大賞を受賞しそのぶっ飛びの怖さと面白さで世に衝撃を与えた貴志祐介の「天使の囀り」という作品がこれまたものすんごく面白いんでして、アマゾン(通販じゃなく本来の川の方ね)調査隊に参加したメンバーから始まる、異常な連続自殺事件の裏に潜む謎を探るうち明らかとなる衝撃の事実!って感じ?
ネタバラしちゃうから読もうかと思ってる方はここでやめといてくださいね。

実は人間を中間宿主とする未知の寄生虫が原因で、感染するとそれまで恐れ忌避していたことに自ら向かっていってしまうという。過度の潔癖症だった少女が恍惚として汚泥の中で泳ぐように死を求めるみたいな。気持ち悪っ!
これ小動物とかでは実際にあるんですね!
ある寄生虫は最終的に鳥の体内に寄生し、糞に混じってあちこちまき散らされることで広く子孫を残すのを目的としております。そのために先ず卵の状態で昆虫に食べられると、孵化した幼体はなんと脳に寄生して宿主を操りわざと鳥に見つかりやすい場所に導くという。
で、その昆虫を鳥に食わせてまんまと目的地に達するんであります。怖いですね~ ( ;∀;)
もしやあのカマキリたちも何らかの寄生虫に操られているのではないか?
だってね

朝方五匹くらいあったぺしゃんこが昼にはすっかり無くなっていて、見たらカラスが食ってんですよ!どうすかどうすか?もしやカラスを宿主に狙う未知の寄生虫発見かとその道の研究者である友達に見せようと電話したら、彼もまた帰省中であったという・・・何だそりゃ "(-""-)"

ちょいと調べたらカマキリの寄生虫で有名なのはハリガネムシってんですね。
こいつは水中に産卵するためカマちゃんを水辺に導くらしく、腹部が水に浸かるとニョロニョロ出てくるというので、またそんな動画撮ってる人がいたんですわ~。
かなりグロいので閲覧厳重注意です!本当に気持ち悪いので見ない方がいいです。
なら載せんな!

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