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2015年1月19日月曜日

エルフ極点ツアー前編・己が名に恥じる

この週末はエルフ極点ツアーということで、極北の極寒から南の島まで同時に旅してまいりました。参加者は例によってエルフのお二人。極点つっても南極も寒いだろって話ですが。内容濃すぎたので前後編にぶった切ってお送りします。
思い起こせば昨年11月10日以来の連休でして、うっかり営業日だったところを会社休みまして。ま、たまにゃいいやね。

初日は初のバックカントリースキーで、那須のマウントジーンスキー場へ!このところスキーヤーは言うに及ばず、カヤッカーの間でもブームになってますね。会長OWLから半強制的?にヤフオクで落札させれられたシール付きスキーと、福島の雄・男元やんから売ってもらったブーツを持ちまして、屋根にカヤックとスキーが並んで載せてあるというクレージーな車。どこに行っても人からガン見されます、おほほほほ(^O^) 


現地に着いて気づきましたが、ブーツと板の調整とかなんもやってませんで、いちいち先生のお世話になりました。ぐみんなたい。
OWLも始めて間もないバックカントリー。てっきりちびっこゲレンデで歩く練習でもするのかと思いきや、そこは無茶ぶりが身上の男。いきなりゴンドラで頂上まで!尾根伝いに赤面山を目指すという。だ・・大丈夫なのか?(^_^.)
放送ではあと少し風が強くなるとゴンドラ止まるとのこと。あわてて乗り込みました。上行って無理そうならそのまま下るって話でしたが、先行するスノーシューのグループがあったので分岐点までついて行くことになりました。
 
 
で、追いついてOWLが何やらお話してたら先方のガイドらしき人が「あれ?に〇さんじゃないの?」えっ?だ、誰よこんなとこで?ありゃ~サモアでね~のお!
何とカエルアドベンチャーのボス斎藤氏でした!このあたりがテリトリーなのは知ってましたが、まさかこんな場所で鉢合わせするとは・・・・。南三陸カヤックイベントなど、浅からぬ関係とはいえよっぽどご縁があるのね。はあびっくり!

尾根外さなきゃ大丈夫と心強いアドバイスもらって、行けるとこまで行こうというOWLのケツにくっついて登り始めました。あたくしこう見えて山岳少年出身。山狂いの親父から岳彦という名前まで頂いた、山の申し子なんであります。とはいえ現役時代は高校生まで。ん~と、40年近く前?登攀には自信あったんですが、OWLにどんどんと離されまして。こ、こんなはずじゃ(;一_一)
 

初めてのシール歩行とはいえ、体重いわ足が進まないわ息は切れるわ。過去の経験から出だしのキツさ過ぎれば順応するはずと思いましたがさにあらず!つらくなる一方。情けないやら悔しいやら。それでも奴の踏み跡辿るのは癪に障るので、外して歩いたら遠回りで余計辛い。あたしゃ己が名に恥じましたわ。

けどそれで面白くなかったのかと言えば真逆!一時山岳小説読み耽って冬山への憧れを胸に秘匿していた身には、素人がこんなに手軽にその世界に近づける喜びに胸震えました。ブナの疎林を抜けると森林限界から上の世界は白一色。雪を交えて吹き募る強風さへ夢の世界の銀幕なんであります。誰もいない雪山!素晴らしい~!こりゃ一発で病み付きだよ。
慎重にGPS確認しながら先行したOWLが、ホワイトアウトとアイスバーンの状態を見て引き返すことを決めたのは、ピークまで200メートルを残す場所でした。事前にわたっとやナスミンからアドバイスもらってたとのこと。みなさんありがとう!
いくらか風を避けられる笹の陰でシール外すと、手が瞬間凍傷のように凍りつきます。だから初めてだっての!でね。登るのに懸命になってたら、下る足の力がほとんど残ってないような状態で。スキーだってガキの頃からさんざっぱら叩き込まれてきたのさあ、またまた情けない(ToT)
それでもなんとか途中まで下り、ブナ林が風から守ってくれるのでここで昼飯。



麓のコンビニでお湯もらい、スープの素とお餅が程よくなったテルモス(昔風呼び方)から温かい食事。これもまた楽しい~!



そこでシールを再装着し、登ったり下ったいしながらスタート地点まで無事戻りました。しかし途中から右膝に痛みが。変な歩き方したかしらん?デスクワーク増えて身体なまってるなあ・・・。
ひいひい言ってたら、レストハウスで休むか?と奴。いやいや、せっかく雪山に白く染まったピュアな心を、そんな俗世界に戻してなるものかときっぱりお断り。幸い大した斜度も無く麓まで帰りついたんであります。

さて夜の部に移動。キャンプ地はサモアから許可もらったカエルの新拠点に。那珂川の下境橋のたもとです。途中風呂に入る予定だったのですが、時間が押してきて腹も減り、何より一時も早く飲みたい我々。そっか、どうせ明日はカエルのプールじゃん!そこで体洗えばいいんだってんでね。何より清潔第一のエルフらしい発想ですな(^o^)










満天の星の元、下田豚とパンチェッタのしゃぶしゃぶ食いながら大いに飲み、食い、語ったんであります。寒さ?何でもね~よそんなもんっ!これがエルフ流だああ~!!

いやあ、バックカントリー最高!鍛えなおしてまた行くぜっ!
前編終了。

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