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2017年3月5日日曜日

つげ義春する

一昔前、漫画系の出版社には「売れない時期にはつげを出せ」という慣用句があったそうです。
ヒット作の出ない端境期にあってもつげ義春の作品集なら必ず一定量の売り上げが見込めるというくらいコアなファンのいた漫画家であったようで、代表作「ねじ式」は今でも日本漫画史上の傑作とされています。
60年代のサイケデリックやアングラ、前衛芸術の波の中で漫画も実験的な作品が次々に発表され、中でもつげの作品はその強烈なシュールさで脚光を浴び熱狂的なファンを獲得したようです。と、あたくしの時期より少し前なのでどっかで聞いたようなことを書きまして、更にあたくしは「ねじ式」読んでもよく分かりませんでした。

この手の話にありがちなようにつげ義春本人も相当な変人であったようで、誰の文章だったか忘れましたがつげについてこんなことが書かれていました。
気が向かないとほとんど動かない人で、下手をすると何日でも同じ格好のままただ開け放ったアパートの窓から外を眺めていたりして、そのうちスズメが寄ってくるようになりしまいには髪の毛の中に巣をかけたことがあった、と。

これ読んだ時まさかいくらなんでもそこまでのことはないだろうと思いましたね。
スズメったって野鳥ですからな、警戒心全部解くかしら?と。
ところがですよ!昨日仕事の合間に外で休憩してたらこんなことが。


どうすかこれ?普段からニッコーの人間が誰となくクズ肉放ってやったりしてるんですが、休みの日にはもらえないってんで催促するように寄ってきてるうちに長靴の裏に付いたクズ食べてやんの。
俺は義春かっ!

可愛いけどさ ( *´艸`)



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