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2015年12月28日月曜日

待たざる者のために想う

澤選手が現役最後の試合にゴールを決めて、優勝で有終の美を飾ったそうですね。最後の最後まで華があったといおうかスゴい人ですね~!長い間お疲れ様でした。
「持ってる」という表現は何時頃からこんなに使われるようになったんでしょうか?確かに澤、持ってますね。

一芸に秀でると申しますがいくつも持ってる人というのもあるもので、その最たる人が万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチでありましょう。
高校の美術の授業だったと思いますがこんな話を教わりました。ダ・ヴィンチが銀行に就職しようと出した履歴書の最後に「絵も描けます」と書いてあったと。美術史上最高の一枚と言われるあのモナリザを描いた人間が、ついでのように付け加えた一文。謙遜なのか嫌味なのか、あんまりと言えばあんまりだという訳ね。
ま、あるところにはあると。

スケールが全く違いますが最近テレビのコメンテーターと呼ばれる人たちの、字幕の肩書が気になりまして。あれこれ並べた後「実生活では一児の母」とかありますわな。
未婚者が増えてるのはライフスタイルや価値観の変化以上に、非正規労働者の増加による低収入で結婚したくてもできない若者の存在に原因があるそうで、更に結婚から出産の後にも六人に一人の子供が貧困状態にあるとも聞きます。
あたくしピケッティ息も絶え絶えで読了しましたけど、残ったのは格差の増大が今後さらに進むとの洞察だけでありました。貧困にあえぐ子供やそれ以前に結婚すらままならぬ若者の頭上に、キャリアもあります才能も有ります、そして子供もいますの一文ちらつかせて、こりゃ格差でなくて何でしょうか?そりゃ当人の努力あっての事でしょうが、スタートからチャンスの芽摘まれちゃってる層が確かに存在するんだから。

何度も書いてます。未来は若い奴らや子供たちのもんですよ!投票率高いからって年寄り世代におもねるような政策ばっか打ち出してちゃいかんだろっ!税金上げるのって社会保障に使うためじゃなかったっけ?そっち削ってど~すんだよっ!
持ってるとこにもっと集めるようなことじゃなく、小さき声掬いあげて弱い立場の人たちに手が届くようにすること、国がやるべきはそっちじゃないのか?東北だって沖縄だって。

澤が近い将来何らかの形で映る際こんなテロップ出るのかなあ・・・(^_^;)
「女子サッカー元日本代表 ワールドカップ優勝はじめ数々の栄誉に輝く 草創期から牽引し続けた伝説的存在 実生活では一児の母」











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