光と影

北公次が亡くなりました。
元フォーリーブスメンバーっつっても今の人には分からないでしょうが、僕が小学生の頃一世を風靡したアイドルグループでSMAPやカツーンっての？などの先祖っつ～ところ。姉貴がファンだったので四人のメンバーの名前全て憶えてますが、北の立ち位置はキムタクのそれでしたか。AKBの名前は一人も知らないけどさ。
後世去勢されたと形容されるようになる当時の男性アイドルは、排泄すらしないと半ば本気で信じている熱狂的ファンがいた一方で、旬を過ぎた場合の廃れ方もまた激しく、高さの分だけ落ちる自然の摂理以上に落差があったものでした。
今のようなバラエティ番組が無かった時代、別の意味での復権が望むべくも無かった彼らのその後の人生は、芸能が興行と密接な関係にあった頃の負の側面ともいうべき暗い影を感じさせ、北の早すぎた死にもそんな余韻が感じられるようです。
お笑い芸人をとっても、いい大学を出て面白い事の出来る頭の良いカッコいい人といった現在とはまるで違い、チビデブ不細工などの身体的特徴を含め笑わせる人ではなく笑われる人、即ち道化だった訳でその場末な感じが味でもあったのでしょう。地名で言うと青山に対する赤羽って感じ？

それでは高度成長まっ盛りだった当時、駅前の土地工事を落札したものの経費が高過ぎて焦ってるオヤジの心情に寄せましてメンバーの名前を織り込みつつ一首詠ませていただきます。
お分かりの無い方の為に念の為いちいち注釈付けさせていただきます。

　駅土地を(江木俊夫）　おぉいいブツと(フォーリーブス）した工事(北公次）　
　青山高し(青山孝史）　俺も真っ青(おりも政夫）

長々すいません、だから何だってんだ！

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