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2015年10月26日月曜日

高村光太郎を漕ぐ

この週末は群馬の四万湖にエルフツアーに行ってきました。非常に嫌な言い方ですがこのところずっと常総市や東北と走りまわっていたので、自分の遊びで休日を使うのは久しぶりでした。

四季を通じてその時にしか見えない景色を楽しむのがエルフ流。しかし肩が痛くて長い時間水の抵抗を受ける川を漕ぐのは厳しい。なら湖?
紅葉のこの時期どの場所にしようか迷いましたが、本名の中禅寺湖はがんちゃん情報によると既に見頃を終えており、キャンプサイトの条件等考慮しややマイナーな四万湖選びました。


 
渋滞を避けるため早めの出発、到着した朝まだきの四万湖は噂に違わぬコバルトブルーで朝日のさす湖面は湖底を透かして落ち葉の彩り。


静水はイマイチと思っていたのがその美しさににいきなりテンションマックス!奥四万湖まで走りキャンプサイトの選定食材の買い出しを終えて、少しだけ上流の流れ込みをスタート地点と決めました。やっぱちょっとだけでも流れたいからね。
竹井橋という橋の下に段がついており上がれるのでここをゴールに。スタート地点に舟をデポして橋まで戻り、車を置いて徒歩回送としました。こんなのも呑気でいいやねなんてんで、五分ほどお散歩。

 

んじゃ行こうかなっちゃん。
 

久しぶりの川下りはわずか50mほどですぐに湖面へ。実際に浮かんでみても不思議なほどに青さをたたえた水は透き通り、かなり深いところでも底まで見通せます。その割に魚の影が見えず何か薬品でも入ってんのか?と思うそばからデカい鯉が二匹尻の下を渡っていきまして。やっぱ普通の水なんだね。きれいだわ~!







そしてここは湖というには細長い地形のため川の感覚に近く、水の怖いカヤックチームエルフとしてもさほど怖さがありません。湖水に写る張り出した木々の葉は まだ少しだけ色合いが浅く、それでも遠山の明るい朱色が青空に映えて、差し込む日の色は金色。あたしの大好きなあの詩が・・

 秋は寥寥と空に鳴り 風は金色鳥が飛び 魂いななき 心目を開け 童子となる ち、違うか?

舟に乗ったままおにぎりの昼食。三人ほどカヤッカーとも出会いました。う~む四万湖、なかなかでした。もうちょい色づくとさらに良し!行きたい人いたらご案内しますよ。女性に限るけど('◇')

温泉街に入りかつて美人女将で名をはせた山口館で温泉。20年くらい前に家族旅行で泊ったことがあります。女将もいいお年になられたろうなあ。



早い時間でほぼ貸し切りのいいお湯で、しばし肩の痛みも忘れました。出たらまた痛かったけど。
奥四万湖まで引き返し展望台のある公園でこそっと飲み始めました。誰もいなくなったら火起こしして肉焼こうってんで。早よ帰ってね。







秋の日が傾き山の端にその姿を隠すころ涼風立ちまして、皆さんお帰りに。さ、テント張って火を起こせ~!ん?涼風ちょっと強くね?
 
 
ペグ打ってしっかり固定し宴会開始!やっぱエルフはこれだねえ。
 


とっぷりと暮れますと何の明かりもない場所、肥えはじめたお月さんが上った夜空はどこまでも明るく地には影が落ちるほどで、期待した星は見えず月の退場を待つほどにいい感じに酔っぱらってまいります。炭から焚き火へと移るころには眠気ももよおしてまいりまして、酔い覚ましに大根かじろうかと思いましたがOWLはそういうのうるさい。寝たかな~と思ってかぶりつくとキッと目覚めてにらむという。たちの悪い酔っ払いだ。どっちがだよ!



例によって終盤の記憶がごっそり抜け落ちた夜明け、なんだか変だぞ?耳を聾する風の音と体が持ち上げられる感覚。すげ~風強いじゃん!這い出してみたらテントはぺしゃんこで、あたしらが中に寝てなかったらダム湖の藻屑と消えていたかもしれません。おまけに雨が降って東屋に移動したって?全然覚えてましぇ~ん ( ;∀;)


人が来る前にキャンプの痕跡は削除。撤収後はお仕事があるのでそのまま帰ってきました。
車で聞いた天気予報によれば木枯らし一号だったそうで、風が吹きはらった未明の空には信じられないほどの星が瞬いていたと、トイレが近く目覚めたというOWL。「こないだの石巻より凄かったぜ!」なんてな。どうしてこうもなにかにつけ勝とうとするんでしょうか?子供かっ!
12月は全く休めないので年内漕げてもあと一回くらいかな~?肩治しにカイロ行かなきゃ!


にごんちゃんおうち建てたのよん ( ^^)


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