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2018年2月6日火曜日

五木の子守唄する

ネットショップでは新商品開発を常に心がけております。なるべく問屋ならではのものをと考えますと、自分のところでバラすからこそ出来るものがいろいろあって楽しくなってまいります。

肉ブームの昨今各部位もより細分化へと進んでおり、ザブトンだのミスジだのこれまでは肉屋しか知らなかったような部分名称が広く知られるようになってまいりました。希少部位ってやつね。

先日作った大山どりのぼんじりもそんな一つで、焼き鳥屋さんではおなじみでもその辺のお店ではあまり売っていません。一羽に一個しかついてないので希少部位と言えば言えますが、何せ鳥は数が多いので量もそれなりにあるわけで。
以前は鶏ガラの一部としてほとんど見向きもされなかったものなんですが、希少部位ばやりにつれ需要も増えているようで。
ただこれね

ものすごく加工がめんどくさいんであります。
特に油壷という鳥が嘴使って羽をコーティングするときに油を出す腺を取り除くのにちょいとコツがいります。下手にナイフが入ってしまうとドロッとした油の塊が漏れちゃってバッチいんです。
しかしなんか見覚えがあるような?

若い時分いつの頃からか右の肩に小さなしこりがあり、例によって酔っぱらってる時ぎゅっと絞ってみたらピュッと勢いよく何かが飛び出しまして。あら、臭い ( ;∀;)
人伝に聞いたら脂肪溜という脂の塊だそうで、そこで生産された脂が出てたんですな。
以来酒を飲んでは脂を搾るという行為に耽るようになり、大きくなるまで貯めるのを楽しみにしておりました。自分の臭いってのは妙に魅かれるところあるでしょ?ないすか? (*_*;

その後ずいぶん経ってからオペして、取ってもらったものを見せてもらいました。
腺そのものはニューロンチックな形状でしたがイメージとしては油壷?いずれにしても食う気にはならないという。

ま、今にして思えばあれも基礎代謝の盛んな証だったんでしょうね。最近じゃ出るもの減る一方だもの。

ため息は増えたけどさ。






 
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