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2013年10月16日水曜日

やなせワールドに思う

やなせたかしさんが亡くなりましたね。アンパンマンもまた不滅のキャラクターになるんだろうなぁ。
最初見た時はずいぶん地味な漫画だと思いましたが、それも含めて実は崇高な理念があったんですね~。ご自身の戦争体験から、飢える事の辛さとそれを救う事こそ闘いに優先するとか、本当の正義とは自身傷つくものでカッコいいものではないとか。自分の顔食わせちゃうのは自己犠牲の象徴だったなんて、う~ん、深い(^_^;)

夕べ台風に備え会社に泊まりまして、何となくオヤジと「終わらざる夏」について話しました。
バリバリの戦中派にとっては周知の事でも、僕にはこの作品で初めて知る事実が多く、改めて体験者の話の貴重さを感じました。戦争は軍隊同士ドンパチやるだけならいいけど(良くはないんだけど)一般人の生活が破壊されてしまうところが本当の恐ろしさなんですな。死んだ祖父ちゃんが48で勤労動員されて、十日町から兵庫に取られてたなんて初めて聞いたし。
戦争知らない世代が政権に就いてから、きな臭い世の中になりつつありますよね。領土問題では、やっちまえ的な論調振りかざす輩もいたりして。
僕自身右傾化した時期がありましたが、その時感じたのは、戦争嫌だと言ってるより気が楽だという事でした。スターウォーズに出てきた、フォースの暗黒面って感じ?いろいろ考えるより、ケツまくって放棄しちゃった方が楽なんですよね。
けど坊主達兵隊に取られて殺し合いさせたくなど絶対にないし、その一方こいつら守る為なら死んでもいいとも思うし。その相克の中でどうやったら戦い避けられるか、みっともなくあがくのがきっと人の道ってもんよね。
げに正義とはカッコ悪いのだ!

嫌な世の中になりつつありますが、顔かじられてもめげず、しかもとことんまで相手を痛めつけない優しさをもつ。そんなやなせワールドに敬意を表し今日の川流です

 意気高し 嫌な世界に アンパンチ

合掌


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