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2024年10月16日水曜日

一人称で恐怖を語る

先日仕事上で知り合いになったお若い女性と雑談していて、なぜか怪談がらみの話になりました。

どうもあたくしガキの時分からその手の話が大好きでありまして、この時も「何か怖い思いしたことある?」なんてんで。

そしたらですよ!ハンパなくおっかない体験談を聞くことが出来たんであります。

以下その方の口を借りてのお話となります。


私が幼稚園に入るか入らないかくらいの頃、一番最初くらいの記憶ですが今でもはっきりと覚えてるんです(宇能鴻一郎か!)

その頃母はスナックでママのアルバイトをしていました。

母は子どもの私から見てもとてもきれいな人で、性格もはっきりしていたのでお客さんにずいぶん人気があったようです。

ある晩兄二人と一緒に母に連れられて銭湯に行った帰り道の事です。

電柱の陰に立った男の人がじっとこっちを見ています。なんとなく気の弱そうな若い人でした。

それを見た母は私たちに待っているように言うと、男の人のところへ行ってしばらく話していました。なんだかお説教しているようでした。

それから何日かして。

なぜかその日私は朝から何度も鼻血を出し、心配した母は夜まで一緒にいてくれてお風呂に入れてくれました。

お湯から上がって体を拭いてもらっている時、私から見てお風呂場の入り口にしゃがんでいる母の後ろにあの夜の男の人が立っているではありませんか。

驚いて母に「この間のお兄さんが来てるよ」と言うと、母は急に真っ青になって私を抱き上げると居間に駆け込んでしまいました。

大分後になって聞いた話です。


あの人は母にストーカーまがいにつきまとっており、あの晩母はきっぱりとかなり強い口調でもう止めるよう叱ったそうです。

翌日警察の人が来てうちのアパートの裏のお墓でその人が自殺しているのが見つかったと言い、アドレスに母の名前があったので事情を聴きに来たんだそうです。

私が見た時あの男の人はもう死んでいたんです。

母はそれからすぐにお祓いしてもらったそうで、二度とあの人が現れることはありませんでしたが今でも不思議な記憶です。


どうすか? 怖~~い!! ( ;∀;)














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