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2017年2月28日火曜日

白を泥で染める

先日いつもお世話になっている板橋区前野町こども食堂の方からひな祭り用に絵を描いてくれとご依頼いただきまして、余技という程もない手すさびですが喜んで描かせていただきました。



昨年の開始当時喜んでもらったにゃんこ絵でいこうと描くうちにだんだん悪乗りしてまいりまして、五人囃子辺りから路線が変わり右大臣左大臣に至っては右と左であの人とあの人にしてしましました。



当日はスタッフの方が上手く切り抜いてきれいに仕上げてくれましたが、タイミング的にも子供の行事にきな臭い話題を持ち込んだようで反省したことでありました。
子ども食堂わくわくランドさんから拝借しました



けどね。どうすか大阪豊中市。

まっさらな子供たちにあんなことさせますか?私学だからある程度は教育方針偏ってもありでしょうけど、教育勅語の暗唱?運動会のあの選手宣誓?
母国を愛する心の涵養はもちろん必要だと思いますがそれは自分の存在と同じく他者も認めることであって、排斥することで纏まるのとは違うはずです。
以前も書きましたがそれはスタウォーズでいうところのフォースの暗黒面のようなもので、憎しみや憎悪に染まることは他者と折り合っていくことに比べるとある意味容易い上に表面的にはより強力なものです。それを大人が頑是ない子供たちに刷り込むなんてのはあっていいはずがないでしょう!アホかほんまにっ!

でね。国有地の二束三文叩き売りですか。

思想教育と分けて考えるべきという人もいますけどあたしゃそれがあってこその不可解な結果だと思いますよ。何か誰かの大きな力が働いてるのは疑いないっしょ、絶対。

それにしてもね~、マスコミの取り上げ方も後手踏んでるしもしこの問題が闇に葬られるようだとするとマジこの国ヤバいっすよ!
奇しくも時同じくして東西が汚染土に端を発する問題で割れかえるとは・・・+
今日の川柳です

 森友も 盛り土もゴミと 土の中




 
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2017年2月27日月曜日

ぽかぽかにポレポレする

昨日はまた良いお天気で特に午前中はぽかぽかの外遊び日和でしたね。なのにあたくし映画を見に行きまして。
ミニシアター初体験の東中野ポレポレで上映中の映画「息の跡」は、陸前高田宴会で毎回ご一緒して知り合いになった佐藤種屋さんの日常を追ったドキュメンタリーであります。会場は補助席まで出る満員の盛況でありました。


回りの方からすごい人だと聞いてもどうすごいのか知らなかったんですが、これ見てよく分かりました。



佐藤さんはあの津波で跡形もなく流された店舗跡に震災後まもなく瓦礫で建てたお店を独力で再開し、過去の津波の記録がその度次の津波で失われてきた現実に鑑み自分の手で未来に残る記録を作ろうと、独学で学んだ英語を駆使して世界に向け発信し続けているという。
若干23才にして震災後三年間に及んだ陸前高田での生活を通し初の長編映画製作になる小森はるかさんのカメラは、佐藤さんの日常生活を淡々として追いながら特別感傷的になることもなく、それでいながら時にネット画面に語りかけ時に自らを鼓舞するかのように自費出版した著作を音読するその姿から逆にいいようのない悲しみを浮かび上がらせておりました。
佐藤さんの勉強と著作は英語のみにとどまらずスペイン語、中国語にまで及び、しかしそもそもはあまりにも悲しみが大きすぎて日本語では書けなかった真情を内包しつつ売り上げ度外視の重版を重ねているそうです。

五年に渡った手作りの仮設店舗の高台移転に伴い再び自らの手で店を解体した最後、映画はみかんの空き缶で手掘りしたという井戸からポンプを取り外す印象的なシーンでラストを迎えます。大空をバックに掲げられた揚水パイプは、佐藤さん語る気仙魂を象徴するかのように高く屹立しておりました。

上映後は小森監督とフォトジャーナリスト安田菜津紀さんのミニトークショー。

タイトルの「息の跡」とはバスを降車した乗客が窓に残した曇りのようなかつてそこにいた人の残した痕跡のことで、失われた人々の記憶を未来に残していきたいとの志を現したそうです。
まだまだ彼の地の復興は端緒に着いたところですが佐藤さんには長きに渡り本当にお疲れさまでしたと言いたい、そして改めて少しでも関わりを持ち続けて及ばずながら応援していきたいとの思いを新たにしたことでございました。

と、きれいにまとめてはまたぞろいい人を演じながらその一方、映画の後は中野まで足を延ばし飲んで食べて飽食の都の片棒を担いだんであります。相変わらず底の浅い男 (*_*;


 


 
 
ただご一緒したお友達の方がせめてものご支援とばかり、佐藤さんの本を買ってくださっていたのが軽薄なあたくしにとっても救いとなりましたかね?ありがとね ♡


 

 

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2017年2月25日土曜日

篝火をたいて待つ・直売会ありがとうございました!

気温の上下変動が大きくて体が疲れていませんか?そんな時はお肉でパワーチャージ!
というわけで今日は直売会でした。
毎回整理券一番だった新聞配達の方が引退したので四時にシャッター開けたら待ってましたということも無くなり、少し安らかに目覚めることができるようになりました。とはいえ今朝の一番は四時半でしたけど・・・ (*_*;

前夜までにほとんど外の支度は済んでいたので五時からでも余裕があり、日の出前の一時は一番冷え込むので自慢の焚火台を出して篝火を焚いてお客さん待ちしておりました。戦自宅って感じね。


一旦日が昇りますと風もない絶好の直売会日和で、朝一から大変な賑わいとなりました。
今日もたくさん来ていただきありがとうございました!







A元さんに撮っていただきました




みなさ~ん!今月もありがとうございました!三月はもう花の季節、面白美味しい企画をいろいろ考えてお待ちしてま~す!

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2017年2月24日金曜日

直売会寸前商品情報・特報!和牛ヒレステーキ

明日の直売会を前にして凄い商品が登場しました!なんと和牛のヒレステーキです。
しかも100g600円!
はっきり言います。和牛のヒレがこの価格というのはあり得ません!

ヒレという部位は牛の腰のところに少しだけある希少部位で、トリミングをかけると更に半分くらいになってしまいます。だからとても高価。
形状的には宇宙ロケットの様なもので、いわゆるシャトーブリアンというのは三段ロケットの二段目だけです。一頭から数枚しか取れません。高くついちゃうので普段は作れないんですね~。

今回特別に安く仕入れられたので日頃のご愛顧に感謝して放出いたします。
更に同じ牛からサーロインステーキも。こちらは100g500円!これもめったにありません。



どちらも売り切れ御免、直売会限定です。申し訳ありませんが取り置きはご容赦くださいね。
お楽しみに~!

旦那芸を想う

落語の噺のなかにはよく旦那芸というのが出てまいります。
そのころはてえとたいていの用事や買い物は町内で片付くもんだったそうで、稽古事もそうですな。
どの町内にも三味線だの謡だのの師匠がおりまして、若い衆あたりはお足払って稽古に通うんですが大家の旦那なんぞになりますと師匠の方を呼びつけたりなんかいたしまして。
芸なんてものはそんなことで上手くなるはずがないんですが師匠の方でもいい金づるだてんで一生懸命おだてますんで、本人もすっかり芸人気取りになっちまったりいたしまして。
それでもなんでも人を集めて聞かせようということになりますが、まさかに商売仲間や目上の人というわけにはいかず、自分んとこの長屋の店子や店の者となるんですが呼ばれた奴こそいい面の皮というわけで。

「番頭さん!みなさんまだお集まりじゃないのかい?」
「へ・・へえ、なんですかみなさん月末の金曜日でお忙しいそうなんで・・」

「忙しいったってせっかくあたしがこうして酒や料理まで用意して待ってるのにさあ。仕事なんぞおっぱらかして三時に集まる約束したんじゃないか!肉屋はどうした?」
「肉屋さんは明日の御用聞きが六時からだそうで、ただいま仕込みをしておられます」

「小間物屋は?」
「小間物屋さんは買い物にくるお客さん待ってお店の方に」

「頭はどうしたんだ?本当ならこういう時は先頭に立って騒いでくれなきゃ、何のために普段から印もののひとつもやってんだい!」
「頭はなんですか三年後に大きな寄り合いがあるそうで、それまでに普請の方を間に合わせなきゃってんで夜も寝ないでやってるとかで」

「なんだなんだどいつもこいつも!床取ってくれ、あたしゃ寝ますよ!」

今日の似ている川柳です

 月末の 金曜だから プレミアム と 月末の 金曜なのに 無理にやめ は似ている


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2017年2月23日木曜日

覚悟無き世の核後を想う

受験シーズン真っ盛りですね。受験生の皆さんが実力発揮できてそれが良い結果に結びつきますように。
あたくし達の頃からでしょうか、ペーパーテストの結果だけでなく面接と小論文重視へと傾いたのは。特にあたくしの目指した医学部は人間性も考慮しなければならぬということで。
ま、あたくしの場合人間性以前に知能的水準に達していないってんではねられちまいましたが、世の親御さんはみな等しく「面接だけならうちの子絶対合格したのに」と思うそうであります。ありがたいような情けないような (*_*;

けどそれはそれで面接官次第で決まってしまうというのもまた問題がないとは言えません、見た目の好き嫌いで合否決める指示出されちゃたまらんもの。

久々の似ている川柳です。

 面接官 見たその指示が 浪人へ と 変節漢 三反園知事が 容認へ は似ている

案の定でしたね~川内原発再稼働容認!
当選直後の稼働停止要請が簡単に蹴られたあたりからどうも腰が入ってない感じありありでしたもんね。だけど今更現実を前に膝を屈するなんてことなら事前にどれだけ調べ考えたんだよって話よね。それとも初めっから当選するための方便だったのか?

ああ覚悟無き時代、己んぬる哉・・・ "(-""-)"





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2017年2月22日水曜日

黄金餅のレシピを語る

週一やるくらいお好み焼きが好きなんであります。
そもそもは自炊するようになった時体に良いという納豆、メカブ、山芋を毎日取ろうってんでネバ鉢なるごちゃ混ぜの鉢ものにして食べておりまして、こいつは男性力にもいいらしいしって誰も聞いてないけど。更に豆腐も加えて大豆たんぱくたっぷりなんつって喜んでおりまして。
んが。
飽きます。

で、思い付きで全部混ぜて焼いてみたところが悪くない。でも固まらない。で、粉入れてみたら。
あ、お好み焼きだあ~!
以来いろいろ試行錯誤して最近ようやく満足いく出来になりました。興味ない方には全然興味ないでしょうが才谷屋スペシャルレシピです。
普通に書いても面白くないので落語「黄金餅」の言い立て風にやってみたいと思います。
これはお弔いで長屋の連中が下谷の山崎町から麻布絶口釜無村の木蓮寺に行くまでの道中をほとんど息も継がずに言い立てるというもので、古いメモ書きからこの名作を作ったという古今亭志ん生が得意とした聞かせどころであります。

納豆、メカブ(三陸産)をタレと共にボウルに開けまして崩した豆腐を入れまして、そこへ長芋を多めにおろしまして鶏ガラスープの素と卵を入れまして、薄力粉と強力粉を半々に入れまして混ぜつつ市販の松前漬けの具を入れましてそれがしんなりしたらホタテ缶を汁ごと入れまして、紅ショウガも少し汁ごと入れましてもったりしたら細切れにした長ネギの青いところとざく切りのキャベツをたっぷり入れてざっくり混ぜますとこれが三枚分の具になります。
8インチくらいのチビスキ二つ用意して一つを火にかけまして、ごま油敷いて四ミリ厚三センチに切った豚バラ(日光畜産の肉がベスト)を5枚焼きまして、いったん上げたら残った油に具を一枚の半分入れまして焼いた豚バラ敷いて残り半分の具を入れまして、ぶつぶついってきたらもう一つのチビスキで蓋をしてトーチで炙りますとスキの隙間から蒸気が出てまいりますので、蓋取って具の上に豚バラ五枚乗せましてまた蓋したらえいやっ!で逆さまにいたします。


そのまま弱火で焼きまして蓋取ってチビスキ揺すって全体が動くくらいになりましたらお皿を逆さに乗せまして、えいやっ!とひっくり返すときれいに仕上がってるはずなのでおたふくソースたっぶりかけましてお好みでマヨネーズや辛子もかけまして青のりより安いのであおさを振りましてかつお節をかけまして、さあ出来上がって食べるころにはずいぶんみんなくたびれた。

 
 

・・・・あたしもくたびれた (*_*;






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