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2016年1月4日月曜日

三食の合間に二食する

そういう訳で南三陸から帰ってまいりました。行きも帰りも栗駒高原駅までかねちゃん送迎ありがんした!


僅か二泊三日の滞在でしたが実に勉強になりましたね〜!

それはね、先ず動物相手に休みなしって事。自分も生きるためには食って飲んで出してを休まず続けてるんですから、世話するのも同じ回数、同じ時間がかかるんですよね。けど例えばニャンコ一人だけ飼うんなら大した手間じゃないし、朝晩の習慣になれば特に何も考えなくともドライフード適当にあげてりゃ済みますわな。

 
それが牧場で30頭余りの動物達相手となると、しかも肉質向上させるとなるとまるっきり違うんです。
グラム単位で配合飼料やらそれを浮かせる為のおからやらを計量して混ぜ(この時期解凍が先ず大変)、年齢性別親子など考慮しながら別々の畜舎で別々に与えます。これはおかずね。
主食の干し草にも上と並があり、値段も違えば与える量も違う。重いし。














 
水替えたら健康状態の観察。おからはガスが溜まるから運動も必要で、追っかけ回し撫で回し、残したエサの量まで測って記帳。一人でやったら一ヶ所一時間じゃ終わりませんわ。
これを朝と三時の二度、第一第二牧場の二ヶ所でやりまして、365日!三食食う間に二食食わせる訳ね。



 
病気になれば医者を呼び、出産となれば寝ずに付き添い、嵐も来れば風も吹く!
その他施設の増設、点検修理、地元の人との各種折衝、公的機関への申請やら報告書やら、ホンマにもうよ〜〜やる!あんたら偉いっ!

でもね。それでもね。
春、ちゃんと育つ動物の子供達の笑顔。夏、朝の凪いだ海の静けさ。秋、遠山に色づく実り。冬、キンと音のする程冷え切った夜空に満点の星。
時には漁師さんが振舞ってくれる海の幸の滋味、空いた時間には書を読みてゆったりと流れる豊かな時間。




 
友来れば共に飲み、ボランティア来れば共に語り、子供来れば共に遊び、考え工夫し刈って作って、苦労多けれども働きは全て形になって残る。

















 
いいでしょ~こんな暮らし!たまに来るからだと言われりゃそれまでだけどあたしゃ憧れますわ。
ほらあの「夕陽よおやすみ」な世界よね。え?知らない?



それにネットのある今だから物は無くとも世の中とは常に繋がってるしさ。
ただあれね。やっぱある程度世間見ていろんな経験積んでから来るのをお勧めしたいね。それでもやりたいと思うならきっと続くと思うよ。
かねちゃんの深慮遠謀では第二のあたりに三家族程度の隠れ家的キャンプサイトを作り、海も畑も近く釣りも収穫も飼育もありの、牧場体験パック的なツアーをやりたいようです。
小規模な地域での地産地消の流れがキテる昨今、これは絶対当たると思うんであります。あら?まだ内緒?ぐみんなたい (^_^;)

いずれにせよ中央集権、大量生産大量消費の時代は終りを告げようとしています。
もう原発もムダなダムも必要ないよ!スマートグリッドによるテクノロジーが可能にする未来を、あなたも是非南三陸さとうみ牧場で体験してみてください、って最後は宣伝かよっ💢

今年のお茶々も良ろぴくね(^o^)












 
 

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