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2018年7月11日水曜日

耳で食う人の腕を見る

先日書きましたように小説に続き「羊と鋼の森」の映画を見まして感動するとともに、そういや全然ピアノの調律やってないことに気づきました。
あたくしが実家で弾いてるのは幼稚園から大学までやってたアネキのピアノでございまして、姪っ子まで弾き継がれたものの今年になりあたくしが蓋を開くまではかなり長い間放置されておりまして、聞けば調律も十年以上やっていないとか。

ネットで調べれば実にたくさんヒットするものの素人には選びようもなく、こんな時はプロに相談と笠ちゃん先生に聞いてみたらちょうど毎年七月にやってもらっているのでと紹介していただけまして。
プロが推すだけあり調律学校の先生もやっていた工房をお持ちの凄腕のベテランとのこと、昨日来ていただきました。


調律師でもチューニングマシンを使う方もおられるそうですが、この方は耳だけ!


ベテランらしく手際よくバラしては真剣な眼差しで調音しながらも、折をみてする素人の質問にもとても穏やかで丁寧に答えてくださいまして、名人にありがちな狷介さは全くありません。




もっとも客商売ですからな、「素人が余計な口挟むんじゃないよ!」なんて江戸の職人みたいなこたあありませんわな (*_*;


なんでもこのピアノは職人さんが手作りしていた最後の時代のものだそうで、材料も良いためほとんどガタが来ておらず今のものではこれほどもつものは無いということです。大事にしてくださいって。

調音が済むと部品の調整に入ります。ハンマーバラして蝶番いじるとかまるで映画のまんま、カッコいい!



二時間ほどで終了し、さてお約束の「弾いてみてください」
これね

初心者の時にギター買いに行った経験のある方なら覚えがおありでしょうが、必ず「弾いてみてください」ってな展開になり、CとGとEmしか押さえられないのにプロの前で恥ずかしくて弾けないよ~( ;∀;) ってやつね。

とはいえそこは年の功、今しもバイエルを弾こうという時突然アネキが飛んできて乗っ取られてしまいました。
ショパンの「ノクターン」弾きまして「すご~い!タッチが軽くなりました!」なんてんで。
ま、お互いにとってその方が良かったのかしらん、調律師さんもいきなりバイエルじゃあね
 ( *´艸`)

お帰りになってから弾いてみたらあたくしにも分かるくらい確かに音が澄んで、鍵盤のキレもダンチ!やはりプロってのはすごいですね。

来年お願いする時にはいっぱしの曲を弾けるようになっていようと心に誓ったあがくしでございました。


 
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