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2016年3月9日水曜日

プロ意識を想う

ようやく訪れた春かと思いきや今夜からまた真冬並みに寒くなるとか。寄せては返す波のごとき季節の変わり目でございます。ただあたくしの心はおかげさまで一足早く雪解けとなりまして、って何がおかげさまだか分かりませんが (*_*;

昨夜よく行く近所のラーメン屋に行きまして、チャーシューもやしつまみにビール飲んでおりました。ん?なんだこの湿布の臭い?もう一人の客からではない。あら、おかみさんからだ!そういや週末定休日でもないのに休んでたのは腰でも痛めたからなのかしらん?
飯の時何が嫌だといって香水とかの匂い嗅がされるほど嫌なことはありません、味もなんにも分かんなくなっちまいますもんね(佐賀弁)顔馴染みとはいえ出る時言っちゃいましたよ「その臭い食い物屋としてど~なのよ!」と。


プロ意識というものを考える時そのベクトルがどの方向を向いているか?という事があります。
NHKの「ザ・プロフェッショナル」なんぞ見てますとピカイチ技術を持った職人や料理人をはじめ、医療、接客、販売、支援活動まで実に幅広い世界にその道のプロという人がいるもんです。
ただし技術だけではそこに至る最後の線は越えられないようで、それを成しうるのは対象となる誰かにベクトルが向いた時であるというのが通底しているようです。道具なら使う人、料理なら食べる人というように。
いくら美味いもん作れても食わせてやってんだ!みたいじゃ一流にはなれないっつ~ことね。ま、きれいごとっちゃきれいごとだけどさ。
第一線のアスリートだって現役時代は我儘くらいじゃないと点取り屋は務まらないとか聞きますし、ファンの皆様の支えなんてのは辞めてからホントに気付くみたいなもんかもね。

前述のラーメン屋さんだって(そんなに美味くないし)お客のこと考えれば自ずと分かりそうなもんです。
更に卑近な例ですが、あたくしの仕事に肉のトリミングってのがありまして、脂落としたり筋引いたリいたします。原料に対する仕上がりの分量を歩留りと申しましてこれが高いほど原価率が下がる訳で、筋に肉をつけないのはイロハのイ。
ただし中には元の重量で売り上げて掃除だけして持って来てという場合があり、そんな時どうせ率は関係ないからといい加減な仕事するかというとそうはならず、いつも通りきれいな仕事してしまうもんなんであります。
ただですよ。これでお客さんの為といえばカッコいいんですが身に付いた性でもといいましょうかどうしてもそうなってしまうんでして、例えて言えばあれですよ。入院した時ベッドで尿瓶使おうとしてもまず出ないみたいなもん?あはははははははは!
食い物のネタで引く例かあああああ~!!(怒)

 







 

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