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2019年8月9日金曜日

JなNを思う

映画「ジャイアンツ」をご覧になったことがありますか?
西部の大農場を舞台に東部の町から嫁に来た主演のエリザベス・テーラーが、なんでもビッグなウェスタンカルチャーショックを乗り越えてたくましく成長していくストーリー。

そんな中主人公達を尻目にダントツの存在感を放っていたのがジェット・リンク役のジェームス・ディーンで、先代女牧場主の子飼いだったジェットはリズに密かな想いを寄せており、遺言でもらった大牧場の小さな一角で追い出しの嫌がらせを受けつつもひとり石油を掘っておりました。

ついに掘り当てリズの旦那である牧場主のところで「もうあんたの思うようにはならない!」と言い放ち、リズをめぐってひと悶着あって去った後周りの人間が「手遅れだ、奴は力を持ってしまった」と。
その後のし上がって大富豪になったジェットですが、リズへの思いを捨てきれず孤独な生涯であったという。

当選後の立花孝志氏がNHKに直接乗り込んだ動画が話題になっています。
以前二度同じ行為をした時は門前払いだったそうですが、彼は力を持ってしまったんです。
なんたって参議院議員ですもの、あのバッジの存在感はすごいっす。

当然相手の対応も全く違っており立花氏の舌鋒と迫力に遠巻き状態を保つのが精いっぱい、見ものとしては実に面白いんであります。
ただですよ

現在の主張は弱い立場に味方して強者への反撃というある意味の正義もありカタルシスもありですが、この「力」が向かう方向によっては恐ろしさも内包しているわけですよね。
同じように今回の選挙で風を起こしたもう一つの政党の影のブレーンを思うとき、表看板だけを見て乗っかることの危険性を感じざるを得ないんであります。


 
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