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2023年4月28日金曜日

明日の直売会のお知らせ

 明日は日光畜産直売会です。

連休にバーベキューする方、特におすすめですよ。

いつも通り整理券は四時から配布、十時開店二時までです。

前回テレビで紹介していただけましたが、なんとなく見る方も「また?」って感じだったのかあまりお問い合わせも無かったのでさほど客足に影響なさそうな。

いいんだか悪いんだかっすね。

ただですよ


風がずいぶん強そうなのでお日様出ても屋根は出せないと思います。

ごめんなさい ( ;∀;)



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銀嶺の人を見る

少し前にお話ししたようなスーツの身につかない若い衆がそろそろ各持ち場へと配属になる時期で、弊社に来る仕入れ業者さんも初々しい見習を同道してくるようになりまして。
先日いつものスーパーで夕食の買い物をしてレジに並んだ際、バーコードでピッピしている二人連れは白髪のおじさんと若い女の子でありました。

閑話休題 己が初老に区分される年になりその自覚はあっても、ある程度の年と思しき人を見ればてめえの事は棚に上げおじさんとか呼んでしまいよく見れば年下かも?なんてことがありますもので。

てっきり新人の女の子の研修と思いきや、胸に「研修中」のバッジをつけてるのはおじさんの方でありました ( ;∀;)
どう見ても七十絡みだったけどね。

あれから数週間、時折見かけるおじさんはすっかり板についております。
よかったよかった。
他人事ながらなんとなくホッとしますよね、ああいうのって。











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2023年4月27日木曜日

乱歩な散歩を知る

松本清張が我が国推理小説の嚆矢となる以前そのジャンルは探偵小説と呼ばれ、そのまた元祖は江戸川乱歩とされております。
エドガー・アラン・ポーにちなんだペンネームとともに明智小五郎VS怪人二十面相シリーズでつとに知られておりますが、その他にも「人間椅子」や「芋虫」など一種変態チックな作品群があり「屋根裏の散歩者」もその一つであります。

アパートの押し入れから屋根裏に忍び込んでは他の部屋の生活者を盗み見るうちある犯罪へと駆り立てられてゆく物語は、覗き見という背徳の喜悦に落ち込む誰の中にもあろう秘密の欲望を描いて気持ち悪くもあり気持ち良くもあるという。
サバゲーで一番成り手の多いのはスナイパーというくらいこちらから見えてあちらに気づかれない特殊な快感は、そも獲物を狙う原始狩猟生活における遠い祖先の記憶でありましょうや?
SNSでの匿名性なんてのも元をたどればそのあたりにあるのかもしれません。
でね

昼めし食いながら見てたニュースによれば親戚のアパートの天井に穴開けて、隣の部屋の女子大生上から覗いてた男が逮捕されたという。
まさにリアル乱歩でありますな。
証拠品の映像出てたけど大工道具屋ら手製の梯子やら大分に大掛かりでダークサイドのけん引力の強さを感じさせまして。
なのに

直接捕まった件は、鍵のかかってなかったドアから入って女の子の体触ったってんでね。
そりゃ屋根裏の散歩としてルール違反だろうが!覗きの美学は無いのか!?

そもそも最初からルール違反なんだけどね。美学もクソもありゃしない ( ;∀;)








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2023年4月26日水曜日

こだわりの開花を知る

大変忙しく久々のアップになってしまいました。

お肉屋の仕事の中にガラ詰めというのがありまして、こりゃラーメン屋さんがスープを取る骨のことであります。
このガラというのがまた嵩張って重くてとがっていて危なくて、それなのにあまり儲からず手ばかりかかるという。
たいていは凍ったままのものを電ノコで切って袋に入れるのですが収まりが悪く、どうかすると切っ先で破れてしまうため要注意だしとにかく時間もかかりまして。

いろいろあってこれやるのもあたくしということになり、この週末はその初回でありました。
以前は鶏と豚くらいであったものが種類もずいぶん増えまして、ひとつにはこだわりのお店が増えて味も複雑になってきたことがありましょう。
並べ立てますと、豚ガラ、豚背ガラ、豚ゲンコツ、豚足、鶏ガラ、親鳥、モミジ、牛ゲンコツと。
行列のできる某有名ラーメン店さんのオーダーに合わせたこれらを、切ってセットにして大袋に詰めるという。
平日作業の合間にやってるとなんだかんだ間に入るため丸一日かかるというので、ならば休みの日にまとめてやっちゃった方が効率よかろうと。
で、あたくしの出番というわけで。
早朝からやったので半日で済みましたがあとの掃除がめんどくさかった ( ;∀;)
そういえば

中学校の同級生で子どもの頃から将来はラーメン屋さんになると決めてた友達がいて二十代に実現した当初頼まれてうちからガラを納めていたんですが、ゲンコツが違うとか結構うるさいとまだ学生だったあたくしの耳にも聞こえてきて間もなく取引無くなったとのことでありました。
実は正確にはゲンコツというのは大腿骨に限られ、とはいえ当時まだ今のようにラーメンが食の一角に断固たる地位を占めるようになる以前でお肉屋の認識も「たかがガラ」でありそんなこだわりは理解されなかったわけで。
それがですよ

その彼のお店が後年誰でも知ってる超有名店になり、場所も駅前に引っ越して常に行列が出来るようになろうとはだれが想像し得たことでございましょうか?
やっぱその頃からのこだわりが花咲いたということでありましょう。

なわけで先物買いに失敗した思いを胸に、あたくしはガラを詰めるのでありました。

でもやっぱめんどくさっ! "(-""-)"








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2023年4月19日水曜日

その板はかまぼこでなく舞台と知る

新聞連載版四コマの「サザエさん」の話で、お花見にかくし芸やってる人を見ているマスオとノリスケ。
「大根ってやじれるかい?」というノリスケに「かまぼこなら言えるさ」とマスオ。
「いよ~かまぼこ!」と声をかけられ怒る相手に「板についてます!」ととりなしたという。

毎年この時期街では着慣れないスーツ姿に一目でそれとわかる新社会人が目につくものの、やがて何か月かすると板についてきて溶け込んでしまう不思議をこれも毎年思うんであります。
ちなみにこの板は舞台の事だそうで、ま、舞台慣れするってことでしょうか。

あたくしが世に出た最初配属された横浜営業所での仕事は水道水の滅菌に関わるもので、ポンプを扱うため工事現場の出入りが多く上下作業着にドカジャン、編み上げ靴まで新調してもらいまして。
スーツすら始めて着たような若造が一丁前に現場感出して糊の効いた作業着にピカピカの安全靴履いてベテランのヘルメットの群れに混じった様子は、今営業車の窓から見るひな鳥よりも更に浮いていたことでありましょう。

思い出しては今更ながら照れ笑いするあたくしでございます。








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2023年4月18日火曜日

エックスよりブイ時回復を欲する

そんなわけで手不足の折から毎日スタッフとともに現場の掃除まできっちりやっての終業となっております。

あたくしの担当はスライサー二つの清掃でその後じゅんじゅんと一緒にまな板洗ってスライサー部品の組み立てとなるのですが、その間みっち部長がホースで床の肉片などを吹き飛ばしております。
上と下とで手順がズレるとやや手持無沙汰になるところを、そこは昔取った杵柄で無駄なく動くのは飲み込んでおります。
ホースで流すとどうしても一方にゴミが偏るので反対側から別のホースで吹きまして、合流した流れがスムーズに運び去るという。
これを称してニッコーエックス攻撃と呼んでおります、ウソだけど。

例によって大変お古いところでスポコンバレーボール「サインはⅤ」の実写ドラマに登場するこの必殺技は昭和40年代をご存じの方には懐かしいところ。
主人公二人が空中で交差しつつアタックするところからボールの出所が分からず、ここぞ!というところで決めるんであります。
この時二人の飛行高度は優にネットを超え、時間さえもゆっくり流れるという。
スッゲ~! ( ;∀;)
でね

この時に二人のおへそが見えたらしいんですわ。
当時あたくしたぶん七歳くらいだったのでよく覚えてないし全く興味もなかったんですが、後になって知ったところではうら若き可愛い女の子がジャンプしておへそが見えるシーンに心躍らせた男性諸氏(一緒に見てたパパも)が多数おられたとのこと。

いつの時代も男ってやつは ( *´艸`)








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2023年4月13日木曜日

柱ごと背負わされる

 落語には別の噺に同じようなシーンが出てくる場合がありまして「粗忽の釘」と「富久」では演者や時間との兼ね合いで出てきたり出てこなかったりしますが、荷物をくくって背負う場面があります。

気負いこんだ主人公は火鉢だの箪笥だの重いものをまとめた後針箱と紙くず入れまで積みまして、力いっぱい持ち上げようとしても上がるはずはなく「ちょいとその紙くず入れ下ろしてくれ」なんてんで。

実は柱ごと括り付けていたので上がるわけなかったと分かるんですが、軽い紙くず入れ下ろしたところで変わるはずもないところに可笑しみがあるという。


ニュースで柏崎刈羽原発のランドリー施設で洗濯機のモーターから出火と報じ、放射能値に変化無しとのこと。

これね


たかが洗濯機のモーターが焦げ付いたくらいで大勢に影響あるまいという点で先ほどの紙くず入れみたいなもんじゃないすかね。

どんだけ怖がらせようとしてんだよ? "(-""-)"






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2023年4月11日火曜日

昭和な純情を思い出す

最近お取引が始まったお店の前にたぬき寿司というのがありまして、その名の通り信楽焼の大きな狸が置いてあります。
一昔前はよく食べ物屋さんの前に置いてあるのを見かけましたが最近じゃ珍しいので目につきまして。
ちょいと調べますと信楽焼狸庵の創業者が清水焼の窯元で修業時代、月夜の川原で狸たちが腹鼓打ってるところを見たのがきっかけになったとのこと。ほんまかいな? ( ;∀;)

あたくしの知り合いで中高一貫+短大付のいわゆるお嬢様学校に通っていた方が高校生の時、通りすがりに道を聞かれ一緒に歩いていた友達が「あのオスの狸の人形があるお蕎麦屋さんのところを入るんです」と答えたという。
狸と言えば八畳敷き、通るたんびにこっそり見ていたんでありましょう。

現代のように身も蓋も無くなる前の「慎み」なんて言葉が生きていた昭和の女学生の、いとど微笑ましいお話でございます。
「学生時代」という古い歌の中の 胸の中に秘めていた恋へのあこがれはいつも空しく敗れて一人書いた日記 というフレーズを思い出すんであります。

完膚なきまでに絶滅してしまいましたね~ "(-""-)"









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2023年4月10日月曜日

権威の失墜を見る

一時横山秀夫作品にハマっておりました。
いわゆるサツカンものの小説読みますとその特異ともいえる警察内部の閉鎖的な体質なり独自の社会性なりが興味深く、ある意味では規範ともなるべき立場の裏にある人間臭さがより濃密に匂ったりいたしまして。

おそらく戦前の事だと思いますが「コツリ、ガチャリ、ポカリ」というのは巡査を表したんだそうで、革靴の音、サーベルの音、ゲンコツの音だという。
冒頭の話のような裏側が知られず一警官と言えど国家の権威に連なる者として敬われ恐れられた時代、そもそもはフランスのジョセフ・フーシェとか言う方の作った秘密警察をモデルに今朝の川路利路が明治初期に作ったのが我が警察組織と司馬遼太郎先生の「飛ぶが如く」にあります。確か?
維新後食碌を召された武士の多くがこれに属したこともあり、腕と貫禄という点でもにらみが効いたことでありましょう。

そこいきますと今どきは道一つ聞いても実に親切丁寧で昔日の強面は戦後民主主義の波の中にすっかり凪いでしまった風情ではありますが、違反キップ切られて八つ当たりでもない限り犯罪抑止として庇護していただく側としては制帽の桜田門バッジには威厳を持って光っていていただきたいと思うんでありますよ。

しかるに!

なんすかあのヘルメットは! 通学の児童か~!! ( ;∀;)











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