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2022年10月29日土曜日

直売会ありがとうございました

 いいお天気でしたね~!まさに秋晴れ。

こんな行楽日和にお出かけの代わりに直売会にたくさんお越しいただき、いつもほんとうにありがとうございました!

んが


今日はマジくたびれてこれ以上は書けません。

でもありがとうございました。






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2022年10月28日金曜日

明日の直売会のお知らせ

 すいません、今日ものすごく忙しくてやっと終わりそうなところ。

書く体力ほとんどありません。

いつも通り四時から整理券、九時開店、14時閉店です。


よろしくおねがいしま~す!

このお肉新発売ですにゃ

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新たなコーディネーターを考える

インティマシー・コーディネーターというお仕事をご存じでしょうか?
あたくし先日初めて知りまして。

映画やドラマなど性的なシーンの撮影時に俳優さんが、過度な露出や演技の強要によって精神的ダメージを受けることから守る立場の方なんだそうで。
例のMēToo運動あたりからハリウッドでこの手の話が出てきたらしく、かなり左に傾いてるあの世界ではあるだろうなあと。

人手不足でものすごく久しぶりに外回りをするようになって感じたのは、購買にせよ調理場にせよ現場の方がみなさん優しくなったということであります。
もちろん若造の時と立場が変わったしどう見てもロートルがひいひい言いながら荷物運んでりゃ同情もするでしょうけど、やり易くなった半面なんつ~んでしょう、ピリピリ感というか殺気というかいい意味での緊張感が弛緩した感じ。
料理人てのは職人さんですからね、学校出たからって現場で叩き上げなきゃ一人前にはなれないわけで、更に上を目指すには相撲界で昔言われたところの兄弟子は無理偏にゲンコツみたいなある意味スパルタ教育が当たり前だった時代にはそれがあり、当然業者に求めるものもまた厳しかったわけで。

調理場のチーフに聞きましたら大きな原因の一つがSNSなんだそうで。
今の若い子は何かあるとすぐ投稿するのでお店の名前なんぞ出されたひには則客足に響き、どうかすると炎上なんてことも。
あとあれ、コンプライアンスってやつ?
そりゃ無理無体ってのはいけませんが優しくしてるだけじゃ育つものも育ちませんわな。

最初出てきたインティマシー・コーディネーターって話にもあたくし同様の違和感を覚えるんでありますよ。
程度の差こそあれ役者さんなんて職人さん以上にあれこれ飲み込んだうえでなきゃなれないもんじゃないんでしょうか。
おまけに撮影現場みたいな特殊な世界に部外者が訳知り顔で踏み込んで、ああだのこうだの口挟んでいいところとも思えません。
だまくらかして連れ込んだ素人無理やり○○ちゃうんじゃあるまいし、演出する側もされる側もギリギリの緊張感と鬩ぎ合いの中から作り出すのが作品でありそこで問われるのがプロ根性ってもんじゃないでしょうか。

LGBTに象徴されるように本来落差のあるものを何でもかんでも平板に均して理屈だけで語りたがる向きの方々が多い世の中って、息苦しいよなあ "(-""-)"





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2022年10月26日水曜日

避けがたく訪れるものを知る

最近の先生はどうしても熱下げたいからと頼んでも打ってくれませんが、あたくし子どもの頃は頼まないのに注射打つお医者さんがほとんどでありました。
嫌でねえ~。
それでも具合が悪い時はフラフラしてるのでわけわかんないうちだったりしますが、なんともないのに打たれる予防注射は悪夢でありました。
また昔はよくあったんでありますよ。

教室出て講堂かなんかで並んでますと前の方から順番で、何とか打たずに済まないかと思案するうちに自分の番が来て結局最後は痛い思いをするという。
そのとき子供心に悟った?のは、嫌でも何でも避けようのない苦難というものがこの世にはあると。
どんなに先送りしたいと思ってもいずれそれは自分の身に降りかかると。
ま、子どもでしたからもう少し平易な言葉ででしけど。

苦難ではなくおめでたい話でもいざとなるとどうしましょ?ってのもありまして、漠然と70歳くらいまで生きるのかと思っていてもまさか自分が還暦を迎えるとは思わなかったみたいな。

先日坊主が結婚後の新居を決めてきまして、さほど遠い場所ではないものの来年一月には引っ越すと言われ、いざ本当に一人になると思ったとたんどうしようもなく寂しくなりまして。
狭い狭いと思ってた家も急に広くなったような。
考えてみれば新社会人の三年間を除き一人で暮らした経験のないあたくし、なんだかね~。

あらためて思いまするにいつまでも続くことってのはないんですよね。
第二の人生を歩みだした友達も複数いて、仕事はもちろん住む場所も変わり。
有為転変しつつ流れてゆくのがこの世でありましょうか。

ちょいと切ない思いの秋であります。




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2022年10月25日火曜日

栴檀と三つ子を考える

「栴檀は双葉より芳し」と申します。
大人になって偉くなる人は子どもの頃からどこか違うってな意味なんだそうで。
最近で言うと大谷翔平君なんぞ実にこれでしょうね。
似たようでありながらあまりいい意味で使われないのが「三つ子の魂百までも」でしょうか。
こりゃガキの時分ついた癖はいくつになっても治らないという。

小学生の頃あたくし母親の買い物にくっついて行ってはねだって買ってもらったのがロッテのラミーチョコでありました。
あの洋酒に漬けたレーズンが大好きでして、今にして思えば今日の酒浸りぶりを予感させるお話で、こりゃどう考えても栴檀ではなく三つ子でしょうね。

昨夜スーパーのレジに並んでたら棚に発見しまして、思わず買ってしまいました。
実は季節限定で冬場だけのものだったんですね。
パッケージや梱包も変わりましたが懐かしいあの味がいたしました。
朝から食べてたらちょっと気持ちよくなってまいりまして。

そういや先ほどの諺の三つ子をあたくし、魔法使いサリーちゃんの三つ子だとずっと思っておりました。
やはり栴檀ではありません ( ;∀;)







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2022年10月22日土曜日

今伝えるべきを考える

最近地上波のテレビは朝飯と昼めし食いながらに限られておりまして、今朝のトピックスみたいなところで世界遺産に落書き・環境保護員憤りを隠せずなんつってました。
大阪湾の警備の為明治政府が建設した砲台跡のレンガ造りにどこぞの阿呆がスプレー缶でデカい落書きしちゃってて、保存状態の良好な貴重なる文化遺産を何と心得る!
みたいな。
これね

高い電波料金使って長々伝えるべきはそこか?と。

海外からの脅威が海からであった時代、まだ金も力も無かった我が父祖がそれでも守りを固めようと必死で海に大砲向けた心意気は今どこにあるのか?と。

今や目に見える形では尖閣諸島に我が物顔で盤踞する中国工船(もはや明らかに軍艦)や頭越しに打ち込まれる北朝鮮の核ミサイル。
見えない形では一説には北海道の一割に相当するという水源地など重要な土地が既に中国に買われ、本州その他でも名義のみは日本企業であっても海外勢力のダミー会社に買いまくられる土地。首相自らが大売り出しかけて海外勢力に買い漁られる企業。

それら全てが日本の主権を犯す脅威であってみれば「重大な関心を持って注視」することしかできない、もしくは危機感すらも抱かないどこぞの阿呆な政府の問題、それこそが今メディアの伝えるべきことでありましょう。

食後の消化が悪ったらありゃしない "(-""-)"




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2022年10月21日金曜日

三代目を待つ

 以前よく登場した弊社冷蔵冷凍設備一切をお任せしていたおやっさんが90歳を過ぎ引退する時「これからは若い人に頼むから」と、紹介してくれた70歳の新おやっさん。

この方がまた職人気質で機械愛が強く、こちらも本気でないと乗ってこないタイプなんであります。

その代わり暑い中(機械の調子が悪くなるのは決まって一番暑い時期なんです)一緒に汗流して作業手伝ったり、冷凍庫の中でライト持って照らしてたりしてると意気に感じてちょっとした欠損ならサービスで直してくれたりいたします。


そんなおやっさん曰く冷蔵庫界?では蒸気機関車レベルで今の若い人は見たことも無いだろうというベルト掛けタイプのマシンがまだ現役で回っている弊社、これが先日調子崩し冷えなくなりまして。

あれこれ見てくれたけどさすがのおやっさんももう限界かも?と言うし、この疫病禍で金の無い時にまた百万単位でかかっても出しようがないしでどないしましょうか!?と。

しかし最後の最後に触媒の調整弁からガス漏れしていたことを発見してくれました!

部品交換とガスの補充だけで済み、マジで泣くほどありがたかったですわ~。


おやっさんによればかつてはポンプにしても部品にしても小さなメーカーがたくさんあってそれぞれこだわった仕事をしていたものが段々に減って、今や大手メーカーですら外国資本傘下へと(主にあそこの国ね)落剝した惨状にあっては故障=交換で、部品屋さんにしても経験値が高く融通の利くベテランが引退してきており例えば型は違っても同じ役割の部品を代替えに取り付けるなどといった修理屋との気脈が通じた職人技はほとんど見せようがないという。

今回はギリギリまだやってもらえたけど、果たしておやっさんが90になった時後を継ぐ若い70才がいるのやら? それはそれで違う問題かもしれませんが ( ;∀;)


環境だ持続可能だときれいなことばっか言ってる世の中が緊縮と引き算ばかりで人を育てるという一番大事な足し算を怠ってきた結果、子供が将来なりたいものの一位がユーチューバーなんて実も何にも無いような風潮では汗水流して現場踏んで叩き上げたおやっさんのような人間はもう出てきません。

またぞろインバウンドなんつって騒いでますがGDP比率2%にも満たないそんなものを当てにして、外国人呼び込んでお金落としてもらおうなんてどこの途上国だよ?みたいな乞食(放送禁止)根性じゃなくて、今は外国にパクられて見る影もないとはいえもともと世界に冠たる技術力とそれを持たせた日本人の勤勉さを取り戻すことに力を注ぐべきだと思うんであります。

地肩強いんだから!




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2022年10月19日水曜日

ノープランな疾走を考える

現場で流すユーチューブの音楽は作業しながら聞き流しているのですが、時折ふっと歌詞が入ってきて改めて考え込むことがございます。

矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」ご存じでしょうか?


地下鉄には淋しい顔の奴らが

肩を並べてすわっている
背中に暮らしを引きずりながら
奴らは寝ぐらに帰るただそれだけ
エリナーリグビィーは
そう教会で死んだそうだぜ
でも俺は畳じゃ死なねえぞ
ガラスの向こうは何も見えない闇だぜ
何かを見つけに行くんだ Au!


という。
みごとに永ちゃん的ですが、昔の脅し文句の常套句「畳の上じゃ死ねねえぜ」を歌詞にもってきてしまう凄さというか珍妙さというか、日本家屋のぬくもり→家庭の安息=畳に象徴されていた時代の名残がひょっこりロックに顔を出す得も言われぬ世界観でございます。
死なねえ「ぞ」であることもポイントで「ぜ」だと公言してはばからないところを「ぞ」で自らに戒めるみたいな。
でね

この地下鉄はあの娘が待ってるホームを「まだ縛られるには早いぜ!」と通過してしまい闇に向かって突っ走るので特急と呼ばれるようですが、何かを見つけに行く「何か」が提示されないあたり、太陽学園生徒有志が「青春貴族」で歌うところの(誰も覚えちゃいないと思いますが)

 難しいことは知らないが 若さが何かを知っている

そこ若さに丸投げかいっ!?
やっぱ青春って無軌道 ( *´艸`)

怒られるかもしれませんがあたくしにとって永ちゃんライブの武道館周りでタオルひっかけてお集りの皆さんと、村上春樹先生のノーベル賞受賞を本屋さんで待つ方々と、ボージョレ・ヌーヴォー解禁を空港で乾杯してお祝いする方々って皆さん同じ香りがするんであります。
ごめんなさい。








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2022年10月17日月曜日

恐怖を凌駕するものを知る

「山怪」という本をご存じでしょうか?

作家の田中康弘さんが元々はマタギに関する本を書くために取材した際、深山幽谷に分け入る彼ら山人から聞いた話の中に時折現れる不可思議な体験をまとめたもので、シリーズ三部作の累計売上280万部という隠れたベストセラーなんであります。

全て実際の体験談なのでそれぞれのプロットは長いものではなく怪談や民話に成り立つ前の素材といった感じが逆にリアルで、あたくし二巻目迄読んでおりますが謎の発光体や不思議な音に関する話など似たものも多いけど飽きないんでありますよ。
狐や狸に化かされた話も多く、そう聞くと日本昔話のようですがこれも体験として聞くと妙に生々しいと言いますか。

中にはもろにザッツ霊魂!というのがありこれまでで一番怖かったのは、山菜取りで夜中のうちに地元の人間しかカギ開けないと入れない林道で車中泊していたら胸苦しさで目覚め、気づくと真っ暗な木々の間に何十人という若い女性が立ってじっとこちらを見ている。中には車に手を置いてのぞき込んでいる人も。
それがみんな昔の女工さんの格好をしていたという、野麦峠の話であります。
でね

エルフ陸前高田ツアーの話書いたじゃないすか、あの初日の夜ね。
ガソリン切れギリギリでもうここらでキャンプするしかない!でも場所がない!って局面で、ひとりで車おりて脇道にランタン一つで分け入った時ふとその本の事を思い出したんですわ。
いつものあたくしならおっかなくってとてもいられなかったと思いますがそんなこと言ってられる状況ではなく、とにかく泊まれる場所見つけないとこのまま立ち往生となると怖さなんぞどっか行っちゃうもんですね。

後は飲んじゃえば怖いものなしという。
エルフ最強~ ( *´艸`)







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2022年10月14日金曜日

あの日の約束を果たす エルフ陸前高田ツアー 後編の後編

川下りして湯上りに一杯、ラーメンひっかけたエルフは再び高田へ向かいました。
長らくお世話になってきた高田のママをお訪ねし、夜はY田さんのお宅でご一家の皆さんとバーベキューをしつつじっくり飲み、ついでに庭先でテント泊もさせていただこうという。

今回高田に来る直接のきっかけは先日新宿でY田のゆきちゃんと再会したことでありまして、彼女とのいきさつについては拙著「二日にわたりつるむ」をよかったらお読みください。

今年の正月お宅の下から電話したのを除けば四年ぶりとなるO坂ママとの再会は、いまだ尾を引く疫病騒ぎによりおうちの外でとなりました。
あれから11年を経た今もまだまだ意気軒高、相変わらずお客さんが絶えないけどこんな中だけにいろいろ気苦労もあるそうで。




例によって持って行ったよりたくさんのお土産もらってしまいました。
も少し落ち着いたらまた宴会しましょうと後日を期してお暇。

広田湾沿いのY田さん宅を目指しつつ震災遺構となった旧道の駅に立ち寄ったり。


高田松原の復活も着々と。

N部君が前回お邪魔した時に迷った通りに今回も迷いつつ、最終的に無事到着。
お父さんとお母さんと(ゆきちゃん目線)あたくし的にはどうでしょう、七年ぶりくらいなるんでしょうか、嬉し懐かしい再会となりました。
既に用意していただいていた火を囲みみんなで乾杯!
あの頃イガグリ君だったご長男はこれまた奇縁で、入れ違いに埼玉で学生生活を送られているという。




弊社お肉と三陸の海産夢のコラボ。
美味しくて楽しい幸せな時間を分け合うことが出来ました。





その席でもお話ししたのですが高田の皆さんを見るにつけ共同体が生きている事の強さというか、親類縁者や隣近所といった、自由が最高!みたいなかつて日本がイケイケだった頃の風潮の中では煩わしいとされた社会基盤の大切さを感じるんであります。
ゆきちゃんの真っ直ぐな生き方もそれがあっての事だろうと。

悪天候の予報に備え張らせていただいたタープもそのままにいつしか楽しい時は過ぎ、お言葉に甘えるままテント泊もうっちゃって暖かいお部屋の柔らかいお布団で寝かせていただいたおかげで翌朝には溜まった疲れも癒えておりました。

それ以上のご迷惑はおかけすまじと早めに起きた翌朝ながら、結局手作りおにぎりまで持たせていただき幾重にもお礼を述べつつお暇いたしました。
お世話になりました!ホント楽しかったです。

要所要所では晴れ帰路に合わせて降り出したような天の配剤とも言える雨の中、我々二人の胸にはある特別な感慨があったんであります。
東日本大震災一年目の3月11日二回目の出張バーベキューでこの地にあった時我々が交わした約束は二つ。
早く来られなかった分長く来よう。
いつかこの場所に笑顔が戻った時にはカヤック担いで戻って来よう「遊びに来たよ〜」と言いながら。

種々の事情により時折間は空いたけど十一年目の今年まで長く来ることが出来て、カヤックはパックラフトに持ち替えたけど川下りも出来たし「遊びに来たよ〜」と言えば暖かく迎えてくださる友達もいて。
今にして思えば肩に力が入っていたし多分に独りよがりではありましたが、その気持ちだけは一点の曇りなかったあの日の誓いをこうして果たすことが出来ました。

なんかいいっすね、人生ってさ。
そりゃいろいろ大変だけど。

また遊びに来ます、陸前高田〜!
サンキュ!

エルフ陸前高田ツアー、これにて読み切りとさせていただきまする~ ( *´艸`)




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