例によってダラダラ飲みながら動画見ておりまして選挙対策で政治向きのものばかり見てちょいとくたびれ、何気にザッピングしていたら「ちはやふる めぐる」というドラマに突き当たりまして。
百人一首競技の漫画を映画化した実写版の存在は知っておりましたが見たことはなく、それでも落語好きならこの業平の歌を諳んじる方も多かろうと。
めぐるというのは主人公の女子高生の名前でして、見ていくうち映画の続編でありそこで生徒として競技かるた(と呼ぶのを初めて知りました)に熱中していた子が今度は先生として子供たちをその世界に導いてゆくお話であり、ゆえに世代が巡ることにかけていると分かって来まして。
めぐるは受験失敗が原因で叶わぬ夢を追うより手っ取り早く稼ぎ、勝ち組としてリタイアすることだけを人生の目的にコスパとタイパだけに生きているような子であります。
バイトのデリ中、幽霊部員であるかるた部の試合に引っ張り出されたところから、無味乾燥のような青春がどう熱く展開してゆくか予感させるところで初回が終わったんであります。
選手時代の先生の話に「青春セレブですね」とあっさり切り捨てるあたりに、学級カーストとか一軍二軍とか自分たちを敢えて客観視することでその呪縛から少しでも楽になろうという今どきの子供たちの背負う重荷が表れている気がいたします。
逆に言えば表現あれっすけどもっとドロドロ熱くなる素地も欲求も持っていながら、心がそれに囚われることを恐れていると言いますか。
最後の試合に負けて号泣する三年生と先生の姿を理解不能と見ていためぐるも、辞めるつもりの部の説明会で試合に加わり一枚札を取ったあたりから抑えきれない昂りを感じ始めるんであります。
続き見ちゃいそう。
しっかしあれっすね
翻って己を顧みるに、好きなことや楽しいことは山ほどやって来たけど負けて泣けるほど賭けたものがあったかというとどうかなあ、と。
別の意味ではよく泣いたけどさ。
今はリタイアしたごく親しい友人にサッカー部の顧問やってそれこそ土日も無く入れ込んでた奴がおり、当時は大変だなあとしか見ておりませんでしたが、我々がとうに忘れたそんな気持ちを生徒と泣いたり笑ったりしながら共有できることがその原動力であったのかと今更ドラマ見て分かった気がいたします。
なんかね
いいっすね。
あと映画主演の広瀬すず、これがまたいい!
子どものうちから将来美人になるのが分かるような子っていますよね。
まさにあれよ。
そんな子とファーストネームで呼び合う幼馴染のイケメンがおりまして。
青春セレブかああああ~ ( ;∀;)
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