その昔金さん銀さんとおっしゃる百歳の双子の姉妹がおられまして、学習雑誌のCMかなんかに出たのがきっかけでちょいとしたアイドル扱いになっておりました。
あんまし追っかけまわすもんで故・ナンシー関さんなどは「死んじゃうだろ!」とツッコんでおられましたっけ。
百歳×双子というレア×レアが生んだ騒動だったわけですが今や百歳以上の日本人の人口は9万5千人だそうで、してみると年齢的にはレアケースではなくなってしまい人数増やさないと同じバリューにはならないかもしれません。
知り合いのご母堂はあたくしのお袋と同じ間もなく90歳を迎える方で同じく元気で酒もたしなみ読書も好きであるそうで、よくアマゾンで「これ買って」と本を頼まれるという。
先日も渡されたメモ書きを見ると「女は90歳でこう変わる」と。
一種の自己啓発本かもしれませんが二つの点で何やら判然としない想いを抱かせます。
きっぱり女!と言い切っちゃってるとこと、変わるからって今更どうしようってんだ?ってとこ。
百歳以上が珍しくなくなったご時世とはいえこのみなぎる現役感はどうしたことでありましょうか。
そのうち「男百歳・初めてのマッチングアプリ」とか出るんじゃないか?
この果てしない自己啓発の行き着く先を考えるとある終点が浮かんでまいりました。
名優で鳴らした後、晩年に至って霊会のメッセンジャーを自任されていた亡き丹波哲郎先生の著書「大霊界」が映画化された時のキャッチフレーズそれであります。
「死んだら驚いた!」 いつまでやってんだ? ( ;∀;)
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